一人暮らしを始めてそれなりの時間が経ち、自炊も板についてきたけど、実は定番メニューが作れない…なんてこともあるのではないでしょうか。から揚げにおでん、チャーハン、意外と作り方を知らない料理の“手軽においしくできる”レシピを教えてもらいました。これをマスターすれば、気になる人の胃袋をつかめちゃうかも!?
実は“少ない油”でもジューシーに仕上がる「基本のから揚げ」
おかずの定番で、ファンも多いから揚げ。揚げ物は油を大量に使うし、家で作るのは手間がかかる…と諦めるのは早いです。少ない油で作る方法を、教えてもらっちゃいました。
鶏もも肉 1枚
ニンニク 1片
しょうゆ 大さじ3強
料理酒 大さじ1
みりん 大さじ1
うま味調味料 小さじ1/3
片栗粉 適量
サラダ油 適量
コショウ 少々
レモン 1/8個(好みで)
(1)鶏肉を8等分に切る。カロリーが気になる場合は、余分な皮を切り取る。
(2)ボウルに鶏肉、すりおろしたニンニク、しょうゆ、料理酒、みりん、うま味調味料を入れる。
(3)鶏肉に調味料を揉み込んだら、常温で30分ほど置く。
(4)鶏肉を薄く覆うように、片栗粉をまぶす。
(5)鶏肉がすべて入るサイズのフライパンに1cm程度の油を入れ、中火で熱し、1~2分経ったら鶏肉を入れ、ひっくり返しながら揚げ焼きにする。
(6)鶏肉に火が通ったら、油から上げる。金属製のフォークを鶏肉に刺し、抜いたフォークが熱かったら、火が通っている証拠。
(7)油から上げたから揚げは、1~2分ほど置いて冷ます。
仕上げに黒コショウをふり、好みでレモンを添えたら完成です♪
決め手は下準備のひと手間!本格和食の味わいを「基本のおでん」
寒い季節に恋しいおでん。コンビニで買うのもいいですが、自炊なら一度にたくさん作れるので、
きちんと保存すれば作り置きにもよさそう。やや時間がかかるので、バイトのない休日にじっくり作るのがおススメ。リュウジ流おでんの味のポイントは「オイスターソース」。
大根 250g(厚さ9cm程度)
こんにゃく 150g
さつまあげ 3枚
魚河岸揚げ 3個
ちくわ 1と1/2本
卵 3個
水 1リットル
白だし 70cc
オイスターソース 大さじ1
塩 小さじ1/2
カラシ 適量(好みで)
(1)大根は皮をむいて3cm厚さに切る。こんにゃくはぬるま湯で洗い、三角に切る。ちくわは半分に切る。卵は10分程度ゆでて、固ゆでの状態にし、殻をむいておく。
(2)ダイコンは両面に1cm程度の十字の切込みを入れ、こんにゃくは両面に2mm程度の格子状の切込みを入れる。このひと手間で、味が染み込みやすくなる。
(3)深めのフライパンまたは鍋にすべての具材、水、白だし、オイスターソース、塩を入れ、沸騰しない程度の弱火で1時間ほど煮込む。
(4)くしや爪楊枝が大根にスッと刺さったら、火を止めて1時間ほど置き、具材に味を染み込ませる。
食べる直前に温め、好みでカラシを添えたら完成です♪
具材は卵だけ!シンプルだからこそ奥深い「基本のチャーハン」
この連載でも何度か登場しているチャーハンですが、今回はすべてのベースとなるシンプルチャーハンの作り方をご紹介します。ポイントは、素早くフライパンに材料を入れること!
ごはん 180g(茶碗1杯強)
卵 2個
うま味調味料 小さじ1/3
塩 小さじ1/3
コショウ 小さじ1/4
料理酒 大さじ1
サラダ油 大さじ2
酢 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
(1)卵はしっかりと溶き、ごはんは温めておく。
(2)うま味調味料、塩、コショウを合わせておく。
(3)フライパンを強火で熱し、煙が出てきたら油を引く。
(4)フライパンに卵を流し入れたら、すぐにごはんと合わせておいた調味料を加え、卵とごはんをほぐすように炒める。
(5)卵に火が通り、全体が混ざったら、料理酒を加えてサッと混ぜ合わせる。
器に盛り付けたら完成です♪ 酢としょうゆを合わせた酢じょうゆを適量かけると、ひと味違った仕上がりに。
まとめ
小さい頃から親しんでいる定番料理だけど、詳しい作り方は知らない料理ってたくさんありますよね。リュウジさんのレシピは、スーパーで手に入る調味料だけで、手順もシンプルだから、チャレンジしやすいはず。ニンニクやオイスターソースといった隠し味や、合わせ調味料を用意しておくテクニックを活用することで、本格的な味に仕上がるので、ぜひ試してみてくださいね。
「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトに、Twitterで更新するレシピが人気を集める。2017年8月に公開した「無限湯通しキャベツ」は『あさチャン!』(TBS系)、『ZIP!」(日本テレビ系)などでも取り上げられ、話題に。レシピ本『お手軽食材で失敗知らず! やみつきバズレシピ』『麺・丼・おかずの爆速バズレシピ101』(ともに扶桑社)好評発売中。 『ほぼ100円飯 家にある材料でソッコー作れる最高に楽しい節約レシピ』(KADOKAWA/1188円)
料理研究家・リュウジ
Twitterアカウント:@ore825
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取材・構成・文:有竹亮介(verb)
撮影:森カズシゲ関連する求人情報
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