臭気測定業務従事者とも言われる臭気判定士とは、悪臭や苦情を解決するために、においを測定する仕事です。さまざまな環境問題が取り上げられている昨今、社会貢献が可能な分野の仕事の就業を目指しましょう。

臭気判定士は悪臭分野における唯一の国家資格です。2014年現在では約3,000人の資格取得者がいます。嗅覚概論、悪臭防止行政、悪臭測定概論、分析統計概論、臭気指数などの測定実務分野から出題される筆記試験と、二次試験の嗅覚試験があります。嗅覚の試験は5本の試験紙のうち、においの付いている2本を当て、それを5回行い正解すれば合格となります。嗅覚が優れていなくても臭気判定士の資格を取得するチャンスはあります。また、仕事としてもにおいを嗅ぐ仕事と分析する仕事があります。臭気判定士の仕事は悪臭防止行政についての知識や、臭いについての知識を深めることができます。その点において、においを嗅ぎ分ける能力がつきます。家庭でも悪臭は不快な思いをするだけではなく、危険な状況でにおいが発生している場合もありますから、そのような時には危険を察知できるようになります。悪臭は不快なものです。特に家庭で悪臭がおさまらないと、トラブルに繋がってしまいます。そのような状況を解決できるというにおいのエキスパートは、人の役に立つ仕事です。