国家試験合格者のみが通訳案内士の業務に就くことができます。語学力はもちろんのこと、文化や産業、政治、経済の知識も必要です。また、旅行中の交通渋滞、迷子、病気などのトラブルが発生した際、柔軟に対応しなければなりません。

通訳案内士として働くには、毎年実施されている通訳案内士試験に合格する必要があります。試験には年齢や学歴は問われません。語学力はもちろんのこと、文化や産業、政治、経済の知識、コミュニケーションスキルが重要です。無資格で報酬を得て旅行ガイドをすることはできません。通訳案内士の業務は旅行ガイドだけでなく、買い物のアドバイスやスケジュール管理なども含まれます。通訳案内士は仕事を待っているだけでなく、旅行会社に自分を売り込むことが必要です。通訳案内士の試験は筆記試験と口述試験があります。筆記試験は英語、フランス語、スペイン語、中国語などからひとつを選択します。そして、日本地理、日本歴史、日本の産業、経済、政治及び文化の一般常識の試験があります。口述試験は外国語での面接が行われます。また、旅行には交通渋滞、迷子、忘れ物、病気、ケガなどのハプニングが発生します。そうしたトラブルの際に柔軟に対応する必要があり、さらに観光客を楽しませる姿勢を忘れてはいけません。