はじめての社員〜シーン別 安心マニュアル〜 | フロム・エー ナビ

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知っておかなきゃ!社会人のマナー

入退室マナー

会社を訪問した時、案内された部屋に入って用件が済んだら退去する。そんな何でもない流れの中にもたくさんの礼儀作法が存在するのだ。そこで入退室のマナーについてみていこう。

入室シーン


訪問先での姿勢・歩き方

●正しい姿勢
歩く時も座る時も、背筋をきちんと伸ばすことによって訪問先の人たちに好印象を与える。猫背だと、だらしないと思われるので注意。
●正しい歩き方
訪問先の社員が往来する廊下では、中央を歩かずにやや端寄りを歩くこと。歩きながらの喫煙や、ガムを噛むことは厳禁。

ドアの開閉のしかた

応接室に着いたらまずドアをノックして、返事を待ってから開ける。「失礼します」と言いながら室内に入り、ドアノブを左手で持ち、ドアを押して入室。部屋の内側ノブを右手に持ち替えて、そのまま右手で静かに閉める。この時、後ろ手にドアを閉めないように心がけるようにすること。


おじぎ・あいさつ

商談相手の方にまっすぐ視線を合わせ、普通の歩幅で近づく(途中、社内の人の机の横を通る場合等には、軽く会釈をしてから通り過ぎるようにする)。
相手の前に来たら「○○会社の□□です。お忙しいところお時間を頂いて申し訳ありません(ありがとうございます)」等の謝辞を述べる。

15度  "会釈:同僚や社内ですれ違った上司・来客に対してする軽いお辞儀。からだを傾けて目線は足もとに。首だけカクンとまげるのは失礼。
30度  "普通礼:初対面の人や訪問先でするごく一般的なお辞儀。
45度  "敬礼(最敬礼):一番丁寧なお辞儀。とくに敬意を表する相手や慶弔の儀式の際に使う。


入室後の作法

応接室に入ったら、入り口に近い下座の位置に立つ。着席は、先方が「どうぞ、おかけください」と言ってから。ハンドバッグや手荷物をテーブルの上に置くのはタブー。小さなバッグはイスの上、大きめの荷物は足元などなるべく先方から目立たないところに置こう。そして、すみやかに本題に入り、だらだら時間を取るのは避けたい。


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退出シーン


退室を告げるタイミング

用件が済んだら、タイミングのよいところで切り上げたいもの。しかし、そのタイミングがなかなか難しいのだ。「あっもうこんな時間ですね」と話が一段落した時にさりげなく告げるのがベストのタイミング。お茶を出された時や、話が盛り上がっている時に突然切り出すのは相手に失礼なので気をつけよう。


おじぎ・あいさつ

先方は、わざわざ忙しい時間を割いて会ってくれているので「本日はありがとうございました」「それでは失礼いたします」「今後ともよろしくお願いします」など、お辞儀をしながらお礼やあいさつをきちんと述べよう。


ドアの開閉のしかた

お辞儀をしてドアの前まで進み、振り返って改めて退室のお辞儀をする。 室外に出たらもう一度ドアを開けたまま振り返り、「お邪魔いたしました(ありがとうございました)」と言いながら会釈をして静かにドアを閉める。


退室後の心がけ

退室後、室外に出ても他の社員から見られている場合もあるので、ほっとして態度や表情を変えないように気を付ける。 帰り際にも、周囲の人や受付の人には、きちんと挨拶をしてから失礼する。忘れ物を慌てて取りに戻ったり、届けて頂くことのないように最後まで気を配るようにすること。


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